530.1 |
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501-600 本線 |
どれほど悩んだことか。
いい加減覚悟を決めなければならない。
自分の最期を見据えること。
術の完成には、一番最後に自分が餌食にならないといけないのは知っている。
やるからには確実に。
まるまる一つ目的を書き換えたようなものだ。
負担は相当なものだろう…
「いてて、ツメ立てるな」
しがみついてくる力が容赦ない。
呼吸も荒く、うめき声が絶えない。
落ち着くように頭や肩を撫でていても逆効果のようだった。
「りゅ…と、くるし…っ…」
その言葉を言うか言わないうちに、ラウドの力が抜ける。
顔を覗きこむと、焦点の合わない目が閉じられる。
「逃げるな、ラウド」
気を失いかけていたところを無理やり起こす。
ここで書き換えしたものを無に返すのは面倒だ。
それに、気分的に一回で終わらせたかった。
「ゆっくりでいい、受け入れろ」
自分にも言い聞かせるように言う。
これは決められたことだ、後戻りはできない。
「後戻りは出来ない、終わりまで進むしかないんだよ」
11/17 本日の帰宅BGM |
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本日の帰宅BGM |
- シベリウス: 交響曲第4番
11/16 本日の帰宅BGM |
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本日の帰宅BGM |
- テレマン: ヴィオラ協奏曲
- ストラヴィンスキー: バレエ音楽「春の祭典」
謎の組み合わせだ。
10/27 本日の帰宅BGM |
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- ドヴォルジャーク: 交響曲第9番「新世界より」
<ノーベル文学賞>ドイツ人作家、ヘルタ・ミュラー氏に授与(毎日新聞) - Yahoo!ニュース |
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Quote 本 ニュース メモ |
スウェーデン・アカデミーは8日、09年のノーベル文学賞をルーマニア出身のドイツ人作家、ヘルタ・ミュラー氏(56)に授与すると発表した。同アカデミーは授賞理由として「凝縮した詩と率直な散文によって、持たざる者の置かれた状況を活写した」と述べた。授賞式は12月10日、ストックホルムで開かれ、賞金1000万スウェーデン・クローナ(約1億3200万円)が贈られる。
ドイツ人のノーベル文学賞受賞は99年のギュンター・グラス氏以来10年ぶり。ドイツ語圏では04年のエルフリーデ・イェリネク氏(オーストリア)以来になる。
ミュラー氏は53年、ルーマニア西部のドイツ系少数民族の村の生まれ。母語はドイツ語。ティミショアラ大卒業後、金属工場で技術翻訳の仕事に就いたが、秘密警察への協力を断ったために職場を追放された。
82年に発表した「澱(よど)み」が西ドイツで高い評価を受けたが、チャウシェスク政権下の84年には労働と作品発表を禁じられ、87年、西ドイツへの出国を余儀なくされた。
92年に発表した長編第1作「狙われたキツネ」(山本浩司訳・三修社)は生まれ故郷が舞台。秘密警察におびえる市井の人々の不条理な日常を、実体験を踏まえて丹念に描き、ルーマニアの抑圧された社会を告発した。
ルーマニア出身のドイツ人がソ連に強制連行され、強制収容所に入る体験を描いた12年ぶりの長編小説「アーテムシャウケル(息のぶらんこ)」を09年に刊行。国内外で注目され、前評判も高かった。
他に小説「心という獣」、エッセー集「飢えとシルク」など。95年ヨーロッパ文学賞、99年フランツ・カフカ賞、05年ベルリン文学賞など受賞歴多数。ベルリン在住。
▽山本浩司・早稲田大准教授(ドイツ文学)の話 ルーマニアの全体主義体制と、少数民族出身という二重に抑圧的な環境から、「異邦人」のまなざしを獲得した。自身の苦しい体験の枠を超えて、民族や国境をとらえ直す作品を発表してきた。近年はコラージュによる詩の創作やストーリーに頼らない小説で新境地を開いている。
村上春樹氏:「1Q84」を語る 単独インタビュー |
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Quote 本 メモ |
5月に出した長編小説『1Q84』(第1、2部、新潮社・各1890円)が大きな話題となっている作家、村上春樹さんがこのほど、毎日新聞のインタビューに応じた。1980年代の日本を舞台に「個人とシステムの対立」を描いた重層的な物語だが、村上さんはさらに第3部を執筆中であることを初めて明らかにした。新作に込めた思いを聞いた。【構成・大井浩一】
■最初は『1985』
−−『1Q84』は現在、2巻とも18刷を重ね、「BOOK1」が123万部、「BOOK2」が100万部と、ミリオンセラーを記録。複数の研究本が出版されるなど、驚異的な反響を巻き起こした。
「僕の固定読者は、長編で約15万~20万人いると自分では考えています。それくらいだと、自分の発信したものがそれなりに受け止められているという手応えがある。50万、100万となっちゃうと、どんな人が読んで、どんな感想を持っているかはなかなか見えないですよね」
−−ジョージ・オーウェル『1984年』(49年)に由来する謎めいたタイトルも魅力的だが、これには秘話がある。
「最初は『1985』にするつもりでした。でも、執筆中に、オーウェル作品を映画化したマイケル・ラドフォード監督と話していて、英作家アンソニー・バージェスが『1985』という作品を書いていたのに気がついた。いろいろ考えた末に『1Q84』に変えて書き上げたあと、インターネットで調べたら、浅田彰さんがやはり同じ題で音楽カセット付きの本を出されていると分かりました。もうゲラ校正を進めている段階だったので、浅田さんにお知らせしました。という紆余曲折があるんです」
−−刊行から3カ月余り。この間、なされた批評について聞くと……。
「全く読んでいません。いつも読まないんだけど、特に今、『BOOK3』を書いているから。まっさらな状態で執筆に集中したいから。1、2を書き上げた時はこれで完全に終わりと思っていたんです。バッハの『平均律クラヴィーア曲集』をフォーマットにしたのは、もともと2巻で完結と考え、そうしたわけです。でもしばらくして、やっぱり3を書いてみたいという気持ちになってきた。これから物事はどのように進んでいくのだろうと。時期的にはなるべく早く、来年初夏を目安に出すことを考えています」
−−主人公は、ともに30歳で独身の「青豆」という名の女性、「天吾」という男性の2人。物語が進むにつれ、両者の思わぬ関係が次第に明らかになる。普段はスポーツインストラクターとして働き、許しがたい家庭内暴力を振るう男をひそかに「あちらの世界に送り込む」仕事にも手を染める青豆は、従来の村上作品にないキャラクターだ。
「昔は女性を描くのが苦手でしたが、だんだん自由に楽しく描けるようになってきました。青豆もその延長線上にあるので、特に意識して造形したのではありません。それに、現代は女性のほうがシャープで大胆だし、自分の感覚に対して自信を持っているから描きやすい。男はどうも最近元気がないし(笑い)、強い男を描くことは難しくなりつつあるかもしれない。いずれにせよ、少しずつでもいいから描く人物の幅を広げて、物語を刺激していきたいと考えています」
−−舞台の80年代は、大学紛争などで揺れた60~70年代や、冷戦構造が崩壊した90年代に比べ、穏やかにも見える。全共闘世代の一人として「政治の季節」を経てきた作家は、なぜこの時期に注目したのか。
「僕らの世代の精神史が大前提にあります。カウンターカルチャーや革命、マルクシズムが60年代後半から70年代初めに盛り上がって、それがつぶされ、分裂していきます。連合赤軍のようにより先鋭的な、暴力的な方向と、コミューン的な志向とに。そして連合赤軍事件で革命ムーブメントがつぶされた後は、エコロジーやニューエイジへ行くわけです。連合赤軍に行くべくして行ったと同じ意味合いで、オウム的なるものも生まれるべくして生まれたという認識があります。オウムそのものを描きたかったのではなく、われわれが今いる世界の中に、『箱の中の箱』のような、もう一つの違う現実を入れ込んだオウムの世界を、小説の中に描きたかった」
−−『1Q84』では、人々はいつの間にか「1Q84年」の世界へ移っていく。そこには連合赤軍を思わせる「あけぼの」、オウムを思わせる「さきがけ」といった集団が登場する。
「偶然の一致ですが、オウムが最初に道場を開いたのは84年です。60年代後半の理想主義がつぶされた後の80年代は、オイルショックとバブル崩壊の間に挟まれた時代であり、連合赤軍事件とオウムの間に挟まれた時代。非常に象徴的だと思う。そこには60年代後半にあった力が、マグマのように地下にあって、やがてはバブルという形になって出てくる。バブルは、はじけることによって結果的に戦後体制を壊してしまう。そうした破綻(はたん)へ向けて着々と布石がなされていたのが80年代です。理想主義がつぶされた後に、何を精神的な支柱にすべきかが分からなくなった。今もある混沌(こんとん)はその結果なんですよ」
−−95年の地下鉄サリン事件の被害者らに取材し、『アンダーグラウンド』などのノンフィクションも書いた。今年2月のエルサレム賞授賞式での講演では、個人の魂と対立する「システム」について語った。
「個人とシステムの対立、相克は、僕にとって常に最も重要なテーマです。システムはなくてはならないものだけど、人間を多くの面で非人間化していく。サリン事件で殺されたり傷を負わされたりした人も、オウムというシステムが個人を傷つけているわけです。同時に、実行犯たちもオウムというシステムの中で圧殺されている。そういう二重の圧殺の構造がとても怖いと思う。自分がどこまで自由であるかというのは、いつも...
8/25 本日の帰宅BGM |
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本日の帰宅BGM |
- ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番,パガニーニの主題による狂詩曲
799.2 |
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本線 701-800 |
夕食を宿で取っていた時だった。
急にクーが立ち上がる。
勢いで椅子がガタンと音をたてて倒れた。
「あれ?」
本人が不思議そうにしているのもおかしな話だ。
「座るのちょっとまった!」
同席していたユイがあわててクーの椅子を直す。
見えないクーには手助けが必要だが、運悪くスフィアにかかりきりだった。
ぐずる子供の扱いは面倒くさい。
こう二人も手間がかかるようだとは思いもよらなかった。
なんとかスフィアの食事を終わらせ、自分の分を食べようとしたときには料理が冷めてしまっていた。
「お兄さん、いろいろ大変ねぇ」
「もう少し素直になってくれればいいんだが…」
ため息がついて出る。
何かをどこかに忘れてきたような感覚がまとわりつく。
「何かお困りのようですね」
「そう見えるのか?」
「肝心なものを見失ったような顔をしてるわよ」
8/18 本日の帰宅BGM |
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本日の帰宅BGM |
- エヴァルド: 金管5重奏曲 第1番~第4番
久しぶりに聴いたら,前ほど好きじゃなくなった気がする。
200.2 |
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0-200 本線 |
先ほどの戦闘を何度も繰り返して再生する。
そこそこ腕はあるけど、まぁ自分の相手にはまったくならないだろう。
「分析完了、戦闘に支障なし」
今回の長期任務はよりによってエースからだという。
また何か嗅ぎつけてきたのだろう、あの好奇心の塊のような人は…
「ったく、また厄介な仕事持ってきやがって」
救いは、パートナーが月唯だったことだ。
長年手を組んでいる月唯ならば、細かいことに手が回る。
『そっちの様子はどうかしら?』
「丁度隠れ家に戻ったところだ」
『そっか、やっぱりその二人だけ行動が違うわ』
「なるほど…そっちのほうは?」
『宗教施設みたいな場所に入って行った、支援者みたい』
手分けして下調べを進め、そろそろ監視の対象を決めなければ。
図書館司書ら半数超が非正規 低賃金 職員の質低下懸念(フジサンケイ ビジ ネスアイ) - Yahoo!ニュース |
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Quote 本 メモ |
全国的に図書館が増える中、蔵書の選定などを担う専門職の司書と司書補の非正規職員化が進んでいる。複数の非常勤や臨時職員の実働時間を合わせ年間1500時間で司書・司書補1人分と換算すると、非正規職員数が正規職員数を上回り、半数以上を占めている計算。1998年度に1館当たり3.1人いた正規職員は、2008年度に2.1人まで減少している。
地方自治体は図書館の新設のほか、土日や夜間の開館などでサービスを拡充しているが、財政難が重くのしかかり、人件費を抑えられる非正規職員の増員や業務の民間委託を余儀なくされているため。関係者からは「図書館の数が増えても、質は低下しかねない」と懸念の声も上がっている。
全国の図書館やその職員でつくる日本図書館協会(東京)によると、全国の図書館は1998年度の2524施設から、2008年度は3126施設(公立3106、私立20)に増加。一方でこの間、正規職員の司書と司書補は7941人から6576人に減少し、複数のパート勤務などを合算した実働が計1500時間で1人と換算した非常勤・臨時職員数は、2768人から7459人に急増した。
例えば、東京都教育委員会が所管する3図書館(1館は09年度から千代田区に移管)では、正規職員の司書と司書補が全体の4分の1に相当する計36人減った。都教委は検索システムの普及に加え、「本の出し入れなど司書以外でもできる仕事は(低コストの)外部の民間企業への委託を進めてきた」という。
こうした傾向に対し、市民団体「東京の図書館をもっとよくする会」の小形亮さんは「コスト削減ありきになっている」と批判。「司書の資格があっても賃金が安く、定着しない。長い目で見れば、職員の力量が下がる」としている。
◇
【用語解説】司書
図書館で、貸し出しや購入する本・雑誌の選定、目録の作成、利用者が資料を探す際の助言などを行う専門職。図書館法で規定された国家資格で、大学で所定の単位を履修して取得するが、図書館に司書を配置することは義務付けられていない。司書補は司書のアシスタント役で、講習を受けて資格を取る。 最終更新:8月8日8時16分
8/3 本日の帰宅BGM |
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本日の帰宅BGM |
- グリンカ: 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
- ドヴォルザーク: チェロ協奏曲
大学のときの,オケの演奏会の録音。そして今
- チャイコフスキー: 交響曲第6番「悲愴」
を聴いている。大学時代に一番楽しかった思い出。
読んだ4! |
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紹介 本 |
ほー。 なるほど。 こうゆうのを見ると、twitter 使えそうだなぁ って思えてくる。
ツイッターにちょろっと書くだけで、関連情報を付与してくれるって感じ。
アマゾンのページより、アマゾンレビューが読みやすい。
読んだ4! のそのページにおいては、ツイットとアマゾンレビューが同時表示される。 ガッツリしたレビューと、ちょろっとした感想ツイット。 アマゾンレビューだけのときより、なんだか身近な感じがして興味がもてる。
このマッシュアップは うまいなー。
本の中の章ごとの感想(ツイット) を書ってのもありだろう。 そこにリンクを置いとけば、誘導率も上がる。
難しく考えず、マンガでもいいし、アニメフィルムコミックでもいい。
千円を千尋が金隠し。
7/31 本日の帰宅BGM |
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本日の帰宅BGM |
- 椎名林檎: 正しい街,歌舞伎町の女王,丸の内サディスティック,幸福論(悦楽編),虚言症,浴室,ギブス,闇に降る雨,アイデンティティ,罪と罰
おやすみなさいです。
7/30 本日の帰宅BGM |
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本日の帰宅BGM |
- Perfume: アルバム「トライアングル」
なかなか複雑というか,ちょっとこう翳りのある曲が多くて深イイですねー。いっぽうで中毒性という意味では「GAME」のほうに軍配。
7/27 本日の帰宅BGM |
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本日の帰宅BGM |
書くの忘れてた。
- ヘンデル: 水上の音楽 ほか
基本情報の勉強しなきゃいけない。
664.1 |
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本線 601-700 |
珍しく、宿に戻ってきたのが深夜だった。
それでも、汚れを持ち込まないように清めてから戻る。
窓から忍び込むと、リュートが荷物からうす茶色の液が入ったガラスの小瓶を取り出していた。
「…悪い、今日はもう眠らせてくれ」
ばつが悪そうな顔をして、ふた口ほど小瓶の液体を飲む。
そういえば一日中調子が悪そうな気配だった。
「いい子だから、一人でできるな?」
自分の頭を手荒に撫でて、寝台に突っ伏す。
ほんの少しアルコールの匂いがした。
夜行の服は密着するように作られていて、一人で脱ぐのは大変だ。
紐で締めている場所を一通り緩めないと脱げない。
悪戦苦闘すること暫く、やっとすべての紐を緩めることが出来た。
「ふぅ…」
窮屈な服を脱いで一息つくと、静かな寝息が聞こえる。
リュートが自分より早く寝ることはめったに無い。
興味本位で近づいたときだった。
「ううっ…ぁ」
リュートが急に苦しそうな表情になり、呻く。
一瞬、起きたのかと思ったがそうではなかった。
眠ったままだ。
「う…あ……」
何かをこらえるように頭を抱え、うなされている。
たまらず、起こそうと手を伸ばすと痛いほど強い力で手首を掴まれた。
「リュート?!」
「…師匠……も、…ムリ……ごめ…な、さ……」
はっきりと聞こえた。
背筋が凍る。
「…や、だ……われ……」
「っ、リュート!」
肩を揺さぶってムリヤリ起こす。
「あの場所」の記憶は自分も辛い。
7/13 本日の帰宅BGM |
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本日の帰宅BGM |
- Perfume: アルバム「トライアングル」
録画したエヴァ再放送を見てる。