5秒前の午後-65 |
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昨日のこと 27 |
zig5z7さん、有り難うございます。
生きてます。相変わらず続いてます。
書きあがってる分だけうpします。
途中はそのうち時間差で出る・・かも。
-1/8
メーカー直帰で早く上がれたので
病院へ。
それでも時間が余り、以前より会う
約束をしていた少年(彼女有/24歳)
と軽く飲みに行くことになった。
極端な馬鹿も嫌いだけど、極端に
真面目な人間も付き合いにくい。
適当に飲んで、帰り際暗がりで
キスされた。
翌日の予定がないと口を滑らせ、
会うことになる。
帰ると相方は既に寝ていた。
-1/9
相方は仕事。
前日の少年(彼女有/24歳)と会う。
ドンキでお酒を買い込んで、
フリータイム20時間というホテルへ。
飲み終わって、ソファで脱がしあい、
ベッドに上がってフェラ、挿入。
よく居るタイプの勘違いSで実際は
ややMという一番嫌いなタイプ。
経験浅で手加減が分からないらしく、
噛まれたところがひどい痣になった。
相方と一緒に風呂も入れないし
勿論行為も出来やしない。
5秒前の午後-60 |
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昨日のこと 27 36 40 |
-10/29
さすがに一日落ち込んでいるわけ
にもいかないので、切り替えて出勤。
帰りに、あの人がいつかくれた
カルーアの中瓶を買って帰った。
カクテルはあまり飲まなくなったけど
毎年この時期に一本だけ消化する。
豆乳で濃い目に割って、2杯で撃沈。
-10/30
最寄り駅に着く前に相方から
外食しようとメール。
BOOK-OFFで時間を潰して
良さそうな店を予約して待つ。
一緒に楽しく飲んでカラオケに
向かうも週末で入れなかった。
「今週末は一緒に居られないから」
と言う。
きっと家族サービスの出来る良い
父だったんだと思う。
自分:「じゃあ帰ったらセックスしよう?」
相方:「しないよ。セシルが待ってるから」
どうしてそうやってDS優先なの。
そのセリフ言われるの嫌だって
何度も伝えているのに。
腹が立ってそのままコンビニにも
寄らずに帰ってセックスせずに寝た。
-10/31
相方は仕事。
夕方までダラダラと寝て過ごした。
セフレさん(27歳/彼女有)からの
飲みのお誘いに乗る。
夜にゴルフバッグを持って事務所へ
5秒前の午後-59 |
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昨日のこと 40 27 30 |
-10/22
セフレさん(40歳/バツイチ)の
誕生日祝で飲み。
プレゼント忘れてったけど。
会うと珍しく仕事で凹んでいると言い
本屋に少し寄った後、すぐそばの
チェーン店に入ってだらだらと飲んだ。
半個室のような席で通路から
丸見えだけど、何度かキスした。
今まで誰にも言ったことのない、
小さい頃に見たエグい夢の話を
初めて喋ってみた。
予想してたけどやっぱりひいてた。
自分でも有り得ないと思うしなあ・・。
いつも話すのが楽しすぎて
あっという間に時間が経ってしまう。
久々にホテルに行こう、とお互い
思っていた筈なのだけど何となく
終電までがっつりと飲んでしまった。
別れた後に来たメールに和んだ。
-10/23
セフレさん(27歳/彼女有)と飲み。
最近開拓したお気に入りの居酒屋へ。
軽く飲んでセフレさんの新居に
お邪魔し、ウィスキーをもらって
久々にセックスして横になると
眠ってしまっていた。
目が覚めたときに終電はなかった。
帰るのを諦めて、セフレさんと尚飲む。
携帯が何度も鳴った。
後で聞くには鍵を忘れて部屋に入れない
相方から掛かってきたものだった。
悪いことをしたと思う。
同棲開始から半年、実家と旅行以外で
非公認で外泊したのは初めてだった。
5秒前の午後-57 |
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昨日のこと 27 |
-10/5
夕方になって頭痛がひどくなる。
原因が分からないのだけど
そのうち頭が割れそうになって
定時が過ぎるのを待って上がる。
帰ってからの記憶がない。
-10/6
相変わらず頭痛が治まらない。
翌々日からの5連休で神戸に
鉄人28号を見に行きたいと
相方に告げる。
神戸は相方の奥さんの実家の
ある街で、プロポーズをした場所。
一緒には行けないだろうから
一人で行こうと思ったのだけど。
「俺、土曜も休みなんだけど」
と言う。
折角なので一緒に行こうという
意味だろうと解釈する。
自分:「じゃあどこ行く?」
相方:「代替案はない」
この人のいつも建設的じゃない
ところがどうしても好きになれない。
-10/7
連休前夜なので張り切って
マニキュアを塗る。
オレンジ・白・黒でハロウィンカラー。
部屋に帰ってきた相方は、
「臭ぇ」と不機嫌そうだった。
白を見て「ガンダム?」と言われた。
マニキュアが落ちそうで迷ったけど
5秒前の午後-52 |
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昨日のこと 27 |
-9/11
以前に一度だけ会ったことのある人
(30代後半/既婚)に誘われて飲み。
前回は全く喋らなかったのはただの
人見知りだったらしく、打ち解けてた。
眼鏡男子が好きだと言っていたら
掛けて来てくれてそれがまた似合う。
自分が好きだと言ったアーティストの
歌を聴いてくれたらしくカラオケに行こう
と言われる。
しかし金曜の21時にはどこも入れない。
仕方なくもう1軒飲み屋に入る。
お互いに酒好きでガンガンと進んで、
店を出る頃には足元が覚束なくなっていた。
まだ一緒に居たいね、と手を繋がれる。
ひと気のないコンコースの端の階段を
途中まで上り、踊り場で抱きしめられる。
キスの上手い人だなぁと思った。
終電に乗るのが惜しいのも久し振り。
再会を約束して別れた。
満員電車で痴漢に遭ったけど、
面倒くさかったしそのまま放置。
誘われたら付いていったかもしれない。
ビッチ具合に嫌気がした。
-9/12
相方は仕事。
お腹が重くて痛かったので
一日何もせずどこも行かず
家にある食材を消化して
だらだらと過ごした。
相方はいつもの飲み屋に行って、
そのまま朝まで帰ってこない。
後輩から飲みに誘われた。
5秒前の午後-51 |
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昨日のこと 37 |
-9/7
朝、身体を触る気配で目が覚める。
相方はそんなに時間はないはずだし、
名前を間違ったことを謝ってもらってない。
手は構わず動き回り、硬い部分へ導かれる。
「我慢できない」と耳元に掠れた声。
目は覚めないまま、冷めた意識で
返事はせずに起き上がり応える。
もう濡れた?と訊き、確認しないまま
Tシャツと下着を剥ぎ取って押し倒す。
「気持ちよかった、有り難う」と言い残して
シャワーを浴びそそくさと出て行った。
前日の疲れと朝のそれで日中は眠気が
ひどかった。
定時そこそこで退社し、病院へ。
アトピーが悪化しすぎたため。
塗り薬と飲み薬が全部変わった。
眠くなるから、と言われたそれを飲んで
何もしないまま眠ってしまった。
深夜、また伸びてきた手に起こされる。
朝は時間なかったから、と言う。
珍しいじゃん。
最近いつも相方の都合だよなって思った。
そんな道具みたいにされるのも嫌いじゃない。
・・と思い込まないと耐えられそうになかった。
-9/8
薬と疲労は相変わらず眠気を誘発し、
フリスクが今までにないペースで減る。
真っ直ぐ帰ってさっさと寝た。
-9/9
5秒前の午後-48 |
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昨日のこと 27 |
-8/28
朝、早めに掛けた目覚ましを
止めて二度寝していると、
いきなりドアの開く音がした。
「・・ただいま」
びっくりした。
「今日は直行だから戻ってきた」
10時に着けばいいから、と
スーツを脱ぐ。
相方:「今日は飲みに行くなよ。
早く帰って来い」
自分:「うん」
相方:「セックスするからな。
流石に俺も溜まってる」
自分:「何回するの?」
相方:「20回」
最高記録が一日掛けて3回な
くせによくほざくもんだ。
「時計が止まっててさ。
吉野屋に寄ってきたんだけど
真っ直ぐ帰ってきたら1回出来た」
こうして貪欲に自分を求めてくれる
ことを知れば、前夜までの不安など
全て泡のように消えていく。
仕事は完全に上の空で、定時を過ぎ
上司への挨拶もそこそこに帰途に着く。
いつもと違う駅で待ち合わせて飲む。
薄暗い照明の中で肩を寄せて、
彼のグラスを目で追い唇を視姦する。
部屋の最寄り駅へ戻ると、今度は
カラオケに行こうと言い出す。
どこまで焦らすつもりなんだ。
歌う時の息苦しそうな表情は
いつ見てもエロチックで。
799.2 |
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本線 701-800 |
夕食を宿で取っていた時だった。
急にクーが立ち上がる。
勢いで椅子がガタンと音をたてて倒れた。
「あれ?」
本人が不思議そうにしているのもおかしな話だ。
「座るのちょっとまった!」
同席していたユイがあわててクーの椅子を直す。
見えないクーには手助けが必要だが、運悪くスフィアにかかりきりだった。
ぐずる子供の扱いは面倒くさい。
こう二人も手間がかかるようだとは思いもよらなかった。
なんとかスフィアの食事を終わらせ、自分の分を食べようとしたときには料理が冷めてしまっていた。
「お兄さん、いろいろ大変ねぇ」
「もう少し素直になってくれればいいんだが…」
ため息がついて出る。
何かをどこかに忘れてきたような感覚がまとわりつく。
「何かお困りのようですね」
「そう見えるのか?」
「肝心なものを見失ったような顔をしてるわよ」
5秒前の午後-42 |
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昨日のこと 27 30 40 |
-8/6
早めに上がれた。
相方は暑気払いだとかで
終電間際まで帰らず。
DSをやりながら待つ。
数日振りに合わせた肌は、
熱くて蕩けるようだった。
-8/7
仕事で有り得ないミスを
幾つも重ねていたことが発覚。
久々にヘコんだ。
セフレさん(27歳/彼女有)と
部屋の最寄り駅で飲み。
隣駅にあるお気に入りの店の
姉妹店を偶然発見する。
全く気が付かなかった・・。
「身延山」というタイムリーな
日本酒があったので飲む。
借りていたDSソフトを返し
そのまま解散となった。
部屋に戻ってしばらくすると
相方が帰ってきて、して、寝た。
-8/8
新木場若洲公園でBBQ。
20人くらいは居たろうか。
自分が着いたときは既に
泥酔している人も居た。
差し入れのスイカがかなり
重かったけど、誰とも被らず
好評だったので良かった。
六本木でよく遊ぶという友人に
トルコ人を紹介してもらった。
(自分はトルコが好きなので。)
664.1 |
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本線 601-700 |
珍しく、宿に戻ってきたのが深夜だった。
それでも、汚れを持ち込まないように清めてから戻る。
窓から忍び込むと、リュートが荷物からうす茶色の液が入ったガラスの小瓶を取り出していた。
「…悪い、今日はもう眠らせてくれ」
ばつが悪そうな顔をして、ふた口ほど小瓶の液体を飲む。
そういえば一日中調子が悪そうな気配だった。
「いい子だから、一人でできるな?」
自分の頭を手荒に撫でて、寝台に突っ伏す。
ほんの少しアルコールの匂いがした。
夜行の服は密着するように作られていて、一人で脱ぐのは大変だ。
紐で締めている場所を一通り緩めないと脱げない。
悪戦苦闘すること暫く、やっとすべての紐を緩めることが出来た。
「ふぅ…」
窮屈な服を脱いで一息つくと、静かな寝息が聞こえる。
リュートが自分より早く寝ることはめったに無い。
興味本位で近づいたときだった。
「ううっ…ぁ」
リュートが急に苦しそうな表情になり、呻く。
一瞬、起きたのかと思ったがそうではなかった。
眠ったままだ。
「う…あ……」
何かをこらえるように頭を抱え、うなされている。
たまらず、起こそうと手を伸ばすと痛いほど強い力で手首を掴まれた。
「リュート?!」
「…師匠……も、…ムリ……ごめ…な、さ……」
はっきりと聞こえた。
背筋が凍る。
「…や、だ……われ……」
「っ、リュート!」
肩を揺さぶってムリヤリ起こす。
「あの場所」の記憶は自分も辛い。
5秒前の午後-31 |
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昨日のこと 27 |
-7/10
昼から頭痛がひどかった。
19時過ぎには上がって帰宅。
いつもの茹でもやしとアスパラの
塩焼きを作って食べる。
相方は仕事が忙しくて泊まり。
寂しさを感じる余裕もなく、
痛みを忘れるように只管眠った。
-7/11
昼過ぎにようやく目が覚めた。
15時間ほど眠りこけていたらしい。
お陰でやっとスッキリした。
シャワーを浴びて洗濯物を干す。
それから予てからの約束どおり
セフレさん(27歳/彼女有)の部屋へ。
有楽町線のその駅に降りるのは
いつ以来だったんだろう。
駅からの道程は、季節を過ぎて
記憶の中とは様相を変えていた。
部屋に着いてすぐに抱き合う。
「(胸)大きくなったね」
と何度か言ってもらったけれど、
残念ながらアンダーもウエストも
まとめてサイズアップしただけ・・。
とても優しいセックスをする人だと思う。
男の人が余裕なく自分の名前を
呼んでくれるのが結構好き。
2度目をしようとしたけど、やっぱり
痛くなってしまって出来なかった。
乱暴にされるでもないのに、
相性が悪いのかなと落ち込む。
5秒前の午後-25 |
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昨日のこと 27 |
2人して寝坊した。
自分はギリギリ間に合ったけど
相方はアウトだった。
帰れない級の残業があると告げ
バタバタと出掛けて行った。
人事異動に伴って、7月から自分の
業務内容が大きく変わることになった。
終わるか終わらないか不確定なまま
夕方になってしまうが、何とか片付ける。
夜はセフレさん(27歳/彼女有)と飲む。
この人はいい店を沢山知っている。
メトロハットから地上に出ると、
雨上がりの空気はひやりとして
気持ちよかった。
店は料理もお酒も美味、雰囲気良好、
土地柄の割には良心的な値段。
仕事の話をしたり相方の話をしたり、
共通の知人の他愛もない話をしたり。
お互い付き合っている相手が居て、
セフレが居て、片想いもしている。
隠し事なく何でも言える存在は
自分にとってはかなり大きい。
相方が帰って来ると言うので、
またも飲みだけで解散となった。
日本酒に弱い自分は酔っていて、
スーパーで買い物はしたくせに
部屋に着いてから殆ど記憶がない。
襲い掛かってそのままやったらしい。
やっぱりまだ起き上がるのはつらく、
寝転がったままだったということ。
めんどくさい状態だったと言われた。
薬も塗らずに寝てしまったらしい。
隙あらば外泊しようとしている自分は、
このまま変わらないんだろうなと思った。
5秒前の午後-10 |
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昨日のこと 27 |
昼に相方からメールが来る。
一緒に住んでるんだから
帰ってから話せばいいのに、と
思いつつ微笑ましくなる。
しかも内容は「ち_ぽの皮が痛い」。
自業自得・・。
夜は友人(27歳/彼女有)と夕飯。
元々はセフレだし今もそうなんだけど、
最近は会っても飲んで喋るだけのことが
殆どで、昨夜もその例に漏れず。
頭の良い人なので話していて楽しい。
相方のことを話すと、肯定も否定もせず
茶化しも冷やかしもせず聞いてくれた。
出会ってからの3年、私の身に起こったことは
親よりも誰よりもこの友人が知っている。
たっぷり終電間際までダベって帰宅。
やはり電気は消えていたが、
ドアを開けると「おかえり」と言われた。
手早く寝る支度をしてベッドに入る。
抱きしめられてキスをして言う。
「今日もパンツ履いてないよ」
男性が急に優しくなった時は、
浮気をしているのだと聞いた。
どこで誰とどうしようが気にしないし
急に帰ってこなくなっても仕方ないし
口を挟む権利など欠片もないけど、
何かあったのかなと少しだけ不安。
杞憂であればいいと、思う。
5秒前の午後-07.5 |
返信 |
昨日のこと 37 |
昨日は帰る前にセフレ(?)に会った。
真っ直ぐ帰って相方を待ってればいい話なのに。
37歳、フリーライター、未婚。
飲み会で知り合ってその後のサシ飲みで関係。
友人の友人というあまり手を出しちゃいけないとこ。
するのは2回目なのに、最中に「好き」だの
「愛してる」だのと何度も何度も言ってくる。
クンニはしないのにフェラばかりさせる。
比較的奉仕するのは好きなほうだと思うけど、
あんなにおざなりなそれはしたことがないかも。
「絶対気持ちよくしてあげる」「いかせてあげる」
・・これを言う男が地雷だというのはよく分かった。
下手なら下手なりの、短小なら短小なりの
努力とか工夫とかってもんがあると思う。
21歳の処女とのお付き合いが続かなかったのは、
本当にその子がセックスに消極的だったから?
セックスしなきゃよかった。
彼の若い頃の社会経験は、自分にとって
とても興味があるし知りたいことだらけ。
その話を聞くに留めておけばよかった。
まだ現時点でも聞きたいことは残ってるし、
今後もっと知りたいことが出てきても答えてくれそう。
でもセックスはもうしたくない・・。
微妙だ。
772 |
返信 |
本線 701-800 |
「反応はいいけど、受身だな。反撃型なのか」
その気はないと思っていた。
しかし、さんざん攻撃を受け流した相手の言葉だ、そういう戦い方が染み付いたのだろう。
「勢いはいいから、そのまま一瞬で近づいて一撃が出せればなぁ…こんな風に」
言い終わらないうちに一瞬で間合いを詰められ、軽くわき腹に拳を当てられる。
「今のは寸止めしたから何も無いが、良くて気絶、悪くて内臓にダメージ与えて吹っ飛ばせる」
これが実戦なら命は無いということか。
つくづく細かいところを的確に突いてくる。
「あともう一つ、斬るだけじゃなくて突くのも覚えろ」
「突くのは今までもやっている」
「あー…気づいてないと思うが、うまく飛び込んできても斬りつけてくるから避けるスキが出てくるんだ」
言われてみれば、軽く動いて確認すると殆どが斬る動きだった。
突く動きがまったくと言っていいほど無かった。
そんなところまで見ていたのか…
754 |
返信 |
本線 701-800 |
「少しくらいなら相手してやってもいいぞ」
どこにも吐き出せない思いをそのまま攻撃に乗せて。
しかし洒落にならないスピードで返される。
何度繰り返しただろうか?
半分以上赤くなったセカイで二人っきりでの一方的な殺し合い。
何度返されても収まりがつかなくて、また感情のまま襲い掛かって。
「癇癪を起こした子供…いや、認められたいだけの子供って感じだ」
今度は短剣を持った手をつかまれ、勢い良く叩きつけられる。
予想以上の衝撃に息ができない。
「ぐっ……げほっ…っ!」
「気が済んだか?」
呼吸が落ち着くと、荒れていた気持ちが無くなっていた。
溜まっていたものが消えてしまったようだった。
「お前の攻撃、思ったよりパターンが単純で避けやすかったぞ」
「…そっちこそ、勝てる気がしない」
強い、間違いなく強い。
フェイト相手に太刀打ちできないとは思わなかった。
「ただの経験の差だ」
起こそうと手を差し伸べてくる相手。
その手を取って起き上がるフリをする。
油断しているところを起き上がったときの勢いだけで刺すつもりだった。
ふわりと足が浮く感覚。
「ま、俺の場合は力の差も間違いなくあるから気をつけろよ」
片腕で空中に投げ出されたと気がついたときには、もう遅い。
体勢が立て直せず、また容赦なく叩きつけられた。
751 |
返信 |
本線 701-800 |
ここ数日、リュートに呼ばれない。
何かあったのかと、隙を見て浮き上がった。
「えーっと、替えの包帯はどこかな?」
見慣れない小さな子供。
あちらこちらに荷物が散らばっている。
「あ、リュートが持ってるかも。ちょっと待ってて」
子供はぱたぱたと部屋を出て行った。
いつの間にこんな子供を連れていたのだろう。
全然、自分の記憶に無かった。
苦手だ、小さい子供は…すぐに泣くから。
「あったあったー、やっぱりリュートが持ってたの」
包帯を二個ほど持って戻ってきた。
それとなく、言葉を選んで、話しかける。
「…リュートは?」
「んとね、おとなしく寝てた。今日と明日は動けないかもねーって」
二、三日動けない、ということはケガをしたという事か。
それなら呼ばれない理由が納得できる。
「ちょっと聞こえてる?包帯巻くから目つぶって!」
癇癪を起こされそうになって、しぶしぶ目を閉じる。
次に呼ばれたら聞かなければ。
672 |
返信 |
本線 601-700 |
「食を調べるのも任務である。とは言ったものよねぇ」
「一口目は勇気が必要な物もあるがな」
たまたま夕食はパンドラと二人で屋台となった。
調べ物と報告があったので、リュートたち三人を置いて先行していた。
フェイトは見た目より小食なのであまり外食しないので、こういうときは二人だ。
「植物系は分解できないものあったりすると後がタイヘンなのよねぇ」
「月唯はほぼ分解できるから関係ないであろう」
「いやだって二人で感想言いながら食べた方がおいしいでしょ~」
体質的な不食のものもあるため、気をつけながらバランスよく選んでいく。
今日は魚を揚げたものを野菜と一緒に煮込んだものになった。
いただきます、と礼儀よく挨拶をしていただく。
「見た目がトマトなのに味がニンジンって」
「土臭くなくておいしいではないか、これは緑色のビーツか?」
「ほんとだ、キウイかと思った」
「うむ、ちょっと酸味が欲しい味だな」
「甘酢仕立てが恋しい味だねぇ、ほんと」
まぁ合わない事はないそこそこの味だった。
なぜか知らないけど酸っぱい食べ物に会わないため、ちょっと酸味が恋しい。
「果物もすっぱいの無いよねぇ」
「うむ見かけないの、鼻につーんとくる辛甘い果物にはさすがにびっくりしたが」
「リコリスみたいに甘苦いならガマンできるんだけど…さすがに辛甘いのは」
デザートは二人ともちょっとほろ苦いジュース。
あまりにも味が似ていたので勝手に「完熟ゴーヤジュース」と呼んでいる。
実際の実はスイカの仲間のようだったが…
「なんだ、こんなところにいたのか」
「あ、リュート。今到着?」
「ああ、遅いから食事摂ってから宿に向かおうと思っていた所だ」
人ごみでも目立つ髪色はやはり目印になるようだ。
到着したばかりの一行にあっさり見つかった。