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経産省、セルロースナノファイバーの加工性高める新技術を実証−京大にプラン ト設置:日刊工業新聞 |
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リグニンは通常、CNFの原料であるセルロース(繊維素)などと結合した状態で木質組織に含まれる。これまでは製紙産業で培った技術を応用し、リグニンと分離させたセルロースからCNFを製造するのが一般的だった。
CNFの周囲をリグニンが覆うリグノCNFは従来型のCNFに比べ、熱可塑性が高くて成形しやすく、樹脂との複合材をつくるのにも適する。パイロットプラントでは原料のパルプからリグニンとセルロースの結合体を抽出し、一定の処理を施してリグノCNFを製造。樹脂に混ぜて成形用の粒子(ペレット)をつくり加工性を調べる。
国の委託事業として新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を通じて費用を全額拠出し、京都府宇治市にある京大の研究施設に実証設備を設置する。
CNF = セルロースナノファイバー
リグノCNF