青春の向う脛
心が叫びたがってるんだ、観てきた。 |
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青春の向う脛 |
総括して清々しい(打算の無い)高校生の恋愛感情を描き切っていると思います。
あれだよあれ、部活とか文化祭とか、そういうのを通じてなんとなく意識した相手を好きになってお付き合いしてぇなぁ、っていうモラトリアムの特権みたいなあれ。主人公:順の精神的な束縛とその解消を、周囲を巻き込んだ青春群像劇として描きつつも、最終的な着地点としては恋愛讃歌として一迅の清々しい風を(以下ry
ひねくれたことを言っていますが、まぁ実際清々しくてケチをつけるのも憚られます。
(以下、若干のネタバレを含む)
・なんかねぇ、だ~マリがものすごくパワーセーブ(とは違うな、本領セーブ?)してた気が。ドロドロしたのは冒頭だけで、キャットファイトも無し。綺麗なマリー。
・上下純白のセーラー服に黒タイツの破壊力が素晴らしい。あれだけで死ぬほどエロイと思う。
・廃ラブホでフられた順は次の登場シーンではいきなり学校にたどり着いていたけど、実際はフった相手の拓実とチャリ2ケツでそれなりの時間を掛けて学校に戻ったわけですよね?どっちも心臓に毛が生えていると思う。
・ミュージカルのクライマックスで体育館舞台に立つ小柄な順が、とらドラ文化祭シーンでの大河と脳内シンクロ。つい先程フられたての順が拍手喝采の中でヤケを起こしてボストンバックを要求→「ファスナー閉めろッ!!」→「開けろォォォォッ!」→顔を真赤にして両手を広げる、みたいな光景を想像してしまって、笑いをこらえるのに必至な状況に。いい場面なのに・・・
・最後、野球部田崎の猪突猛進な告白こそが本当の意味で「心が叫びたがってるんだ」のタイトル回収な気がする。実際あれ凄いよね、あそこでキャラの評価が一気に上がるもの。田崎△。流石に順が即答でO.K.出すことはありえないけど、一定の友達期間を経て上手くまとまったらいいな、っていう後日談を期待させる。
・逆に勝利が確定した後にお預けをさせる仁藤さんは、最後の最後で計算高いところをちらつかせてしまったようで、評価やや下がり。便乗っぽくて嫌だって言い分もわかるけど。
・今回、あの花のドラマ化もあってかやたら過大にプロモーションをかけられていたけど、やり過ぎな気がします。