私は幽霊なんか信じない。

ＴＶなどで、呪いのビデオとか守護霊とか見ても、いるワケないやろって思ってた。

そうあの日までは…

私は夜中に奥さんの車に乗りコンビニに向かった。

お気に入りの曲を鼻歌まじりで唄いながら

自宅から７分、微妙な距離である。

その時、後部座席に気配を感じた。

後ろに誰かいる…

道が狭くてうねっているためなのもあるし

ただ怖くなってきて後ろを見れない

そのまま車を停めるのは非常にヤバイ気がした。

とりあえずコンビニに急ごう。とりあえず明るいところに行かなくては。

サイドミラーをチラチラ除くが時々、白い物が見える。

絶対に誰かいる…。そう確信した。

そしてなんとかコンビニについた。

僕はとりあえず車からでて後部座席を覗いた！

白クマのぬいぐるみだった。

僕は思わず笑った。どんだけ臆病なんだよ…。

しかしその白クマのぬいぐるみに何かひっついていた。

１匹のトカゲを発見した。

そのトカゲはだいぶ弱っていた。白クマごと車から持ち出し（トカゲが触れない）

すぐに草むらに逃がしてやった。

きっと子供が捕まえたのが虫かごから逃げたのであろう。

ある意味、気配はホントだったみたいだ。

コンビニのガラスに写った、白クマを持つ姿がなんとも言えない。

まぁ幽霊は今も信じないですけどね。