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書き置き

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 家に帰ると、卓袱台の上に書き置きがある。電話の傍にいつも置いてあるいらない紙を大きさを揃えて切ったメモ紙に、一緒に置いてあるボールペンを使って、最初に私の名前が、きちんと宛名として記されていて、最後にはこれを書き終わった日付と時間と、そしてあの人の名前が書いてある。

 時々、字を間違えたり、書き方を変えたりで、そこはポールペンで黒く塗り潰され、裏返しても何が書いてあったのかはわからない。

 どこへ行く、誰と行く、何時に帰る、電話する、そんな連絡事項だ。単なる同居人の私たちは、特に取り決めたわけでもなく、こんな風に相手に書き置きを残す習慣をいつの間にか始めてしまっていた。

 一緒に食事をすることになっているから、外出時の動向を知らせておくのは大切なことだったし、一緒に暮らす相手に対する礼儀だとも私は思っていたから、こうやってあの人に、短く書き置きを残すのはまったく苦痛ではなく、帰った時に誰もいない部屋の中で、そうやって白い紙片が私を待っていると言うのを、実は内心で気に入ってもいた。

 ただいまと言って、お帰りと帰って来る。対面であたたかな食事を囲んで、他愛もないことを話しながら一緒に食べる。私たちは恋人同士でもなく、友人ですらなかったが、家賃と光熱費と食費と住む場所を分け合う相手として、互いのことを気に入っていた。

 どこか跳ねるようなあの人の字は、美しくはなくてもきれいでしっかりとしていて、どれだけ急いでいる時も丁寧に書かれている。今日の書き置きに記された時刻は、家を飛び出して駅まで走らなければならなかった時間だ。目的の電車には間に合ったのだろうかと、私は胸の内でだけ苦笑した。

 今日は帰らないそうだ。恋人と過ごして、明日の昼か夕方には戻る、だから明日の夕食は一緒だと、そう簡潔に記して、字間と行間の、普段よりやや乱れた印象を受けるのは、恋人と過ごす時間にすでに心が飛んでしまっていたせいだろうか。それとも私が、過剰に敏感にそれを嗅ぎ取ってしまうせいか。

 私は明日の予定は何もないから、黙ってあの人の帰りを待ち、書き置き通りに帰宅するなら、一緒に夕食を作ることになる。遅くなるようなら、いっそどこかで落ち合って外食としゃれ込もうか。

 まだあの人の書き置きを手に、私はふと、明日は午後にでも出掛けてしまおうかと思いつく。用などない。電車の距離に出掛けて、本屋でも映画でも、ひとりぶらついて来ればいい。

 出掛けます。帰りは夕方遅くなります。ここに電話します。夕食は一緒に食べましょう。

 あの人に宛てて、短く書き記して、壁の時計を見上げて時刻を確かめ、自分の名を書く。その紙片を、ふたりで食事をする卓袱台の上に置いて、私は部屋を出てここを無人にする。

 あの人はただいまと、どこか幸せそうな空気をまとって帰って来て、この卓袱台から私の書き置きを取り上げる。読む。ちょっと肩をすくめ、時計を見て時間を確かめ、とりあえずはお茶でも淹れようと、服を着替える前にお湯を沸かしに台所へ行く。そうしてあの人は、私からの電話を待つ。

 そんなやり取りを想像して、私は卓袱台にだらしなく肘をつき、膝を崩し、ひとりひっそりと笑う。

 そんなことをしたら、きっと残して行く書き置きに、あれこれ下らないことを書き連ねてしまうだろう。何だかひとりで淋しかった、書き置きを残してくれてありがとう、今夜会えるのが楽しみ、そんな風に、自分でもよくわからないことをだらだらと書き流して、読むあの人が困惑するのを百も承知で、びっちりと細かな字で埋まった紙片を、卓袱台のきっちり真ん中に残して行くのだ。

 それはすでに、用件を伝えるための書き置きなどではなくて、あの人に宛てた、私からの手紙だ。

 ああそうか、あの人が出掛けるたび、私が出掛けるたび、私たちは手紙のやり取りをしているのか。

 友人でも恋人同士でもない私たちは、毎日のように手紙を互いに書き送っているのだ。切手も封筒もない、ただ字だけが紙片に乗せられて、互いへ送られる、手紙。

 文(ふみ)、と言う言葉を思いついて、私はまたひとりで笑った。

 書いて、届けて、読んでくれる人がいることを、とても幸せだと私は思った。またあの人が、私に宛てて、書いて送って読ませてくれるのも幸せだ。

 私たちはこうして繋がっている。恋人でも友人でもない私たちは、ただ住居を同じにするというだけの間柄の私たちは、恐らく他の誰よりも親密に、文字で埋まった小さな紙片で繋がり合っている。

 私は、台所の仕切り近くに置いてある電話を振り返り、鳴る様子のないそれに、特に取り合うでもない視線を投げ、またあの人の今日の書き置きに顔を向けた。

 胸に一度抱いてから、自分の私物を収めている棚の箱のひとつを開け、そこにその紙片を滑り込ませた。

 まだほとんど空のその箱は、いつかあの人の書き置きでいっぱいになるだろうか。

 閉めた箱のふたの表面を撫で、お茶を淹れるために、私は台所へ爪先を向けた。

投稿者 43ntw2 | 返信 (0)

Re: http://q7ny3v.sa.yona.la/1423

おまわりさんこっちです、このひとです

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すまない、遅めの夏休みもらってちょっと浮かれて晩酌中なんだ…


ひたすら酒飲む&部屋の片づけ、思い出したようにコミ○ィア、程度で終わりそうだけど

投稿者 g2tw2s | 返信 (0)

軌道を描く

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 軌道も線。 (輪郭線とかの線じゃなく)  そうゆう線もある。 見えないけど。

車の車列なんかも線の上か下かを進んでいる。

 そういった線の意識。 車を描くんじゃなくて、狙いとして軌道の表情(軌道のあり様) を描く。


 リンクも線と言えば線。 しかし 軌道とまではなっていない。 つながりを軌道にして、ぐるぐる回って軌道の線を感じてみる、っちゅうのも面白い。


 オービタルリンク。


 現在、周回軌道を航行中..  何か 発見すれば、すぐに知らせます。 とか..


 これも線の意識だから、J ポップイラストに含まれる。

投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

http://q7ny3v.sa.yona.la/1424

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あー、「前にもこれ書いたな」みたいな気もする。

投稿者 q7ny3v | 返信 (0)

http://q7ny3v.sa.yona.la/1423

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混雑な乗り継ぎ駅でのこと。結構、女性は早足で歩くときに大きく手を振るのである。そこで思いついたアクティビティ、より早足で追い抜きを掛けタイミング合わせ後ろに降りだした手で股間を叩いて頂く、という。あんまり、ね。「なにが面白くて」みたいな。

投稿者 q7ny3v | 返信 (1)

http://q7ny3v.sa.yona.la/1422

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先の太平洋戦争で戦地になった島とかグーグルマップで眺める。資源も出なさそう水すらあるのか、補給の拠点になるのかどうやらって島々。そこを占拠したら本土からそこまでが領海ってエライのどかな紳士ルールが国際的にあって、それのために自爆も辞さずな体制だったのですかね。広大な海の広がりと御霊の無念を思いなんかガックリきた。

投稿者 q7ny3v | 返信 (0)

J ボップイラストレーション という大きい潮流はやっぱりある

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 pixiv のお絵かきさんたちも その潮流の中にいるのだけど、潮流が大きすぎて それに気づかない。

J ポップイラストとは、浮世絵からの線ありきの絵の流れ。


 線が出てほしいところにあまり出ず、出る必要もないところに うるさく出ている。 というように、結構 線のあり方のところで不細工になっているイラストがある。

 もっと、線と色調、線と諧調、線のあり方とモチーフ、そのへんのところを意識すべきだろう。 (色調、諧調から見た線のあり方の意識)


 外人は、「そんな輪郭線 どこに出ていますか?」 なんて言うけどね。

頭の中にあるイメージの本体は実は無色透明で、輪郭線はその無色透明体の周辺の手触り、という考え方もできる。 (色は透明体の光の屈折や反射によって出る)


 線がバサバサしてる、とか、線がなめらか、っちゅう表現は手触りの表現。

線と階調、線と色調の その関係のところが一つの大きい注意点だろう。 (階調の中に線が消え入るように細くなっていく、とか)

投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

竹島も尖閣も これから先 行くことなんてない

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 個人的には、あーだこーだ言うのは時間の無駄。 他のことをやった方がいい。

でも、言っちゃう。

投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

ブラマヨ じゃないよ ブラよろ。 ブラマヨ はブラックマヨネーズで漫才コ ンビ。

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 他にブラで間違ってはいけないのが、男ブラ。

投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

暑いような涼しいような..

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 やっぱり暑い

投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

‘当時を知る韓国人(88歳)が殺されるのを覚悟で真実を語る’

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- (はてブ経由のとあるブログ)

 これですよ。

投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

んあー

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疲れた

投稿者 x6a7u9 | 返信 (0)

Re: 佐藤秀峰氏のあれ

ブラよろ 2 線画とスクリーントーン中間調の分離素材

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● レイアー状態の素材(フォトショ用 psdファイル) - ダウンロード


 試に作ってみた。 PSDファイルです。 フォトショでもコーレルPPでも開けます。

 透過しているので いろいろできます。 ちょっとした着色もできます。

線画を薄いグレーにしてなぞり描きしたあと、スクリーントーン中間調をぼかして合成する、といった使い方も。


● 元画像 -


投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

佐藤氏の漫画onWEB でアカウントを取った

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 アカウントを取ると ブラよろ をPDFでダウンロードできる。

投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

Re: 佐藤秀峰氏のあれ

ブラよろ 1

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 簡単な着色

投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

モモーイ

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がんばれ

投稿者 x6a7u9 | 返信 (0)

寡黙、の難しさ。

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結局、インターネットの行き着いたところは、キ○ガイ無罪だった。

投稿者 sbifb4 | 返信 (0)

日本国籍があることと、純粋な日本人であることは、同じではない。

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孫正義は日本人じゃねーだろっ!

日本の国籍を取得してても、韓国人は韓国人。日本人じゃない。

日本人じゃないのに、日本人って言う事自体尋常ではない。

この記事書いた奴も、在日外国人か?


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http://news.infoseek.co.jp/article/25gendainet000174347

【抜粋】

ちなみに、フォロワーが100万を突破している日本人は、宇多田を含め、孫正義、有吉弘行ら6人だけ。

投稿者 ckvfb4 | 返信 (0)

佐藤秀峰氏のあれ

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 佐藤氏がプロジェクトを立ち上げないのなら、使う側で立ち上げればいいだけか..


  (まぁ思いつきで..)

● 着色プロジェクト

  とか、

● 背景画拡張プロジェクト (世界観拡張プロジェクト)


● 医学イラスト倍増プロジェクト (医学を掘り下げる)


 マイプロジェクトとして プロジェクトを立ち上げた方がいい。 プロジェクトを立ち上げたうえで、ブラよろ以外の素材も持ち込んでミックスした方がいい。

 でないと、ただのひやかしになってしまう。

自分の方向性はどうなんだ(どっちなんだ)、が出てこない。


 ひやかしで いじってる間は、ブラよろは佐藤氏のものだ。



 しかしこれ 追随する作家が出てきたら大変だ。

著作権がどうのこうのじゃなくて、同人コミュニティーへの挑戦状という意味において。

投稿者 x3ru9x | 返信 (2)

画像を暗くするといってもいろいろある

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 インテリアや建物外観の絵の場合、建物の壁にすす汚れたような影をつけても暗いイメージになる。

(光が弱くて暗いんじゃなく、建物自体が暗いイメージ)


● 差し込む光が弱くて環境光が暗い、という暗さ。

 と、

● 壁が暗い、という暗さ。


 暗さをどこに(何に)求めるのか、で影の付け方が変わってくる。

面と面が接近して 空間が狭まっていっても暗くなる。 (近接面シェード)

投稿者 x3ru9x | 返信 (0)

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